開催地:愛媛県愛南町開催期間:2026年6月21日(日)〜22日(月)2026年6月21日(日)〜22日(月)、愛媛県愛南町にて一流シェフを招いた産地視察ツアー「愛南町シェフツアー」を実施しました。水産・ジビエや鶏肉などの畜産・愛南ゴールドの生産現場を巡り、生産者との交流を通じて食材の価値と背景を体感する2日間となりました。今回ツアーに参加したシェフ※以下五十音順(敬称略)岩田 充弘(Restaurant MAY/フレンチ)木村 充志(鮨割烹 秀峰/日本料理)剱持 慎(赤坂 剱持/日本料理)進藤 佳明(ラリューム/フレンチ)染川 昌裕(料理屋 染川/日本料理)竹浪 卓(鮨 たけなみ/寿司)覃志光(港式料理 鴻禧/中国料理)戸川 基成(鮨 からく/寿司)※当日は原田 康太氏が参加中塚 直人(Noeud.TOKYO/フレンチ)中東 俊文(ristorante DONO/イタリアン)藤山 貴朗(銀座ふじやま/日本料理)山岸 右季(御料理 盈月/日本料理)愛媛県愛南町とは愛媛県愛南町は、愛媛県の最南端に位置する人口約1.6万人の自然豊かな町です。澄んだ海と山々に囲まれ、黒潮の影響を受けた透明度の高い海では、シュノーケリングや海水浴などのマリンレジャーが楽しめます。町は海の幸と山の幸の宝庫としても知られ、カツオ・ブリ・牡蠣・鯛といった海産物から、河内晩柑や地鶏まで、多様な食材が恵まれた自然の中で育まれています。また、「外泊(そとどまり)の石垣の里」や雄大な太平洋を望む「高茂岬」、美しい夕景が広がる「船越(ふなこし)の夕焼け」など、日本の原風景や大自然を感じられるスポットも魅力です。海・山・食の魅力が凝縮された愛南町は、訪れる人の心を癒やす豊かな土地です。訪問した生産現場piony農園株式会社ローカルスタンダード企業組合 愛南ジビエ株式会社吉田農園池田牧場愛南漁業協同組合安高水産有限会社ハマスイ有限会社 丸鉄水産現場での体験・エピソード松山空港から車で約2時間で愛南町に到着。まずは愛南町の棚田でお米を栽培しているpiony農園さんへ。棚田という風が通り稲穂がそよぐ景色を見ながらおにぎりを試食。また、農家さんの無農薬のこだわりや棚田を維持する大変さ、またこの景観を維持したいという思いが体感できました。株式会社ローカルスタンダードさんでは媛っこ地鶏の鶏舎を見学。飼料を全量発酵させて育てているという独自の特徴や、自然光が入り風が通る開放鶏舎を採用しており、鶏に対する優しさを感じました。企業組合 愛南ジビエでは、家族経営で近隣農家などの害獣対策等を行っており、捌いて冷凍にしているとのお話しとともに、イノシシのゆで肉を試食。ジビエ独特の臭みがなく、油の甘味や肉本来のうまみを知ることができました。株式会社吉田農園では河内晩柑の試食と実際の育ててる農園を視察。見学したのは南向きの山だったが、台風の影響を受けやすいので、北向きの農園を設置するなどしていろんなところに分散させて対策を取っているとのこと。木によっては収穫しにくい箇所に実がなっているものもあり、シェフはこのような環境でこれほど多くの河内晩柑を栽培していることに驚かれていました。池田牧場では牛舎の見学。牛舎が清潔に維持されており、牛に対する思いや愛、そして命の尊さについて改めて学ぶ事が出来た。また、シェフより実際流通させている牛の試食のためのステーキを焼いていただけることに。牛の前で牛を食べるという命の繋がりを体感することができました。愛南漁業協同組合からは、愛南町・御荘湾の5つの川から山の栄養分が流れ込む海域で養殖されている牡蠣「愛南オイスター」の紹介がありました。加熱しても身が縮みにくいという特徴があり、シェフの皆様からは、さまざまなジャンルの料理に活用しやすいとの声が聞かれました。安高水産では、日本国内で高い流通シェアを誇る養殖真鯛の生産現場を視察しました。餌の量の調整やダッシュボードによる徹底した管理など、魚体や味の品質をできる限り均一に保つための工夫や研究が重ねられていました。また、安高水産で生産された真鯛などを加工している有限会社ハマスイの加工場を視察しました。ハマスイ独自の特許技術により丁寧に血抜きを行い、愛南ゴールドを注入した「愛南ゴールド真鯛」の加工工程を目の前で見学。その後、試食も行いました。真鯛からは愛南ゴールドの爽やかでほのかに甘い香りが広がり、シェフの皆様もその特徴を実際に確かめていました。有限会社丸鉄水産では、1日目に神経締めの工程を見学し、2日目は午前10時から漁師の皆さんが水揚げした魚を間近で見学しました。その後、競りにかけるための仕分け作業も見せていただきました。鮮魚一尾一尾に対する豊富な知識と、「本当に美味しいものだけを流通させたい」という強いこだわりを感じることができました。最後に今回のツアーを通して、愛南町の豊かな自然と、生産者一人ひとりの情熱やこだわりに触れることができました。人口減少や高齢化といった課題を抱える地域だからこそ、生産者の皆様が守り育ててきた食材の価値を改めて実感する機会となりました。現場で食材の背景を知ったことで、「ぜひ使いたい」と感じたシェフも多く、今回の出会いを通じて、愛南町のさらなる魅力発信や地域の活性化につながるとともに、その魅力をお客様へ届けたいという思いが深まるツアーとなりました。