2025年6月、「ふるさとレストラン シェフツアー2025」を新潟県糸魚川市で開催いたしました。本ツアーには、フレンチや日本料理の第一線で活躍するシェフ4名が参加し、糸魚川の大自然が育んだ食材や生産者の想いを体感しました。<招聘シェフ>※以下五十音順(敬称略)植木 将仁(AZUR et MASA UEKI)鈴木 昌嗣(Métis 六本木)辻󠄀 佳明(御料理辻)若林 浩次(日本料理若林)糸魚川市は、日本で初めてユネスコ世界ジオパークに認定された地域。標高2,500m級の山々と日本海が隣接し、5つの清流がミネラル豊富な水を運ぶことで、米・野菜・魚介など多彩な食材を育んでいます。市ではこれらを「糸魚川ジオフード」としてブランド化しています。特に海産物は「鮮度の良さ」が特長。全国でも珍しい“昼競り”が行われており、昼に水揚げされた魚介がそのまま市場に並びます。また、船上で漁師が行う神経締めの実演もあり、シェフ陣は普段見ることのない高度な技術に目を輝かせていました。ツアーではブランド茄子やお米、日本酒、ジビエなど、多岐にわたる生産現場を訪問。各所でシェフから専門的な質問が飛び交い、生産者の皆さまも熱意をもって対応してくださいました。現場ごとに真剣なやり取りが生まれ、互いの熱量が交わる時間となりました。糸魚川市の食材とシェフの感性が出会い、どのようなコース料理に生まれ変わるのか。ぜひ現地での体験をレストランの一皿を通してご堪能ください。